とある台風DayOff。こんな一日が完璧じゃないかな。
ヤーマン。ごきげんよう。
スグル(@soogle01)です。
台風の影響で、仕事も休み。
ぼくの仕事は船をつかうので、海況が悪いと仕事に行けなくて休みになる。
この日も、ちょっと風はあるけど、外は晴れていたけど海が悪いので仕事は休み。
いつも通り、早朝に目覚める。
この時間の朝焼けは格別だ。
気分は高揚するけど、どこか儚い。きっと、朝焼けはほんのちょっとの間しか味わえないからだと思う。
夏の雰囲気の感じや、桜に似てる。終わるとわかってるからこそ、美はさらに飾られるんだろう。
体を起こし、ぼっさぼさに寝癖がついた我がドレッドたちを結いながら夢うつつにリビングへ。
軽く歯を磨いて、コップ一杯の水を飲む。
乾いた体を潤す一杯。
さて、コーヒーの準備だ。
時計の針は5時を指している。
この時間に起きてコーヒーを淹れることが、何よりも至福の時間だ。
なんだかとっても幸せなんだ。鳥の鳴き声しか聞こえないこの時間に。
湯を沸かし、準備OK。
タチタチタチ・・・
蒸らしの滴を垂らし、ゆっくりと膨らむ。
漂う香りと、差し込む朝陽。
ひとりじめの、極上の一服を終え、波乗り仕度。
ゴリゴリと部屋に響き渡る。
SEX WAXのココナッツの匂いが、気分を高めてくれる。
サンオイルのあの香りや、このサーフワックスのケミカルな臭いが、時として良い場合もある。
例え化学的なものでも、それが思い出となり、自分の気分を良くしてくれることもあるもんだ。
駄菓子なんかもそうだ。
あれは体に悪いことは間違いなしだけど、あの安っぽい味や、100円握って駄菓子屋にいって、一生懸命選ぶあの子どもの頃の思い出が良かったりするもの。
板を持って、いざ波乗りへ。
波を待ち、呼吸を合わせてテイクオフ。
板も滑り出し、歓喜の声がどこからか聞こえる。
白波に崩れ、また沖へとパドリング。
次々に乗ってくるひとたちを、交わし交わされながら。
海からあがると、楽器の音。
ビーチサイド、サーフサイドではセッションがもう始まっている。
波音と照りつける太陽のそばで、音を響かす。
なにかを共有するって、素敵なことだ。
サーファーたちの粋なライディングを見ながら、刻々と音を刻む。
陽は傾きはじめ、影も伸びはじめる。
気持ちよさそうに海から上がるサーファー。
ビールを買い出し、タバコをふかす。
他愛もない会話をする者同士、楽器に夢中な者同士。
空は淡い桃色から、濃く燃えるような紅色へ。
酔いもほどよく、疲労もほどよく。
心地よい気分で床に就く。
なんて素晴らしい休日。
台風DayOff。
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